5月7日、CollabNet VersionOneは13回目のState of Agileレポートを公開した。読者はここから完全なレポートをダウンロードすることができる。
今年のレポートのハイライトには、アジャイル導入のレベルが含まれている。これは、アジャイル開発手法を実践していると回答した組織の97%に達している。アジャイル実践の習熟度はまだ低く、組織のわずか17%しか実践の習熟度が高いと主張していない。
チームの士気はアジャイル採用の大きな利点であり、64%の組織が士気の向上を測定された利点として主張している。その他の主な利点は、変化する要件(69%)、プロジェクトの可視性(65%)、ビジネスとITの連携(64%)、および納入速度(63%)を管理できることである。
アジャイル手法を使用したプロジェクトの成功率は比較的高く、組織の95%が、アジャイルの取り組みの少なくとも一部が成功したと回答し、組織の48%がアジャイルプロジェクトのほとんどまたはすべてが成功したと回答している。アジャイルプロジェクトの主な成功基準はこれまでと変わらず、顧客/ユーザの満足度(46%)とビジネス価値の提供(42%)である。
アジャイル変革の推進力は前年と同様、顧客/ユーザの満足度52%、ビジネス価値の提供48%、予定どおりの納入41%であった。
InfoQは、CoalbNet VersionOneのエンタープライズアジャイル戦略担当シニアディレクターのLee Cunninghamに、長年にわたる調査へ関わった観点から調査結果と傾向について話した。
Cunninghamによると、2019年のトレンドで際立っている最も重要な要因は下記の通りである。
- アジャイルアプローチを採用するための推進力として、およびアジャイル採用の過去に報告されている利点としてのコスト削減。
- 組織変革に成功した上位3つの要因は、社内のアジャイルコーチへの投資、エグゼクティブスポンサーシップ、企業が提供するトレーニングプログラムである。
- アジャイルアプローチの世界的な採用が増加している。全回答者のうち、北米が占める割合は前年よりも少なかった。