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職場を越えたアジャイル

この業界のわれわれの多くは、作業慣行が自身の家庭生活に影響を与えている-しばしば良い意味で。人によっては、毎日の生活の中でスケジュールを立てた り、優先事項を決めたり、日々の仕事を家族と話し合ったりする際にインデックスカードを使用する。Peter Abilla氏は、彼の子供たちに教えるためにどのようにしてジョブチャート(情報ラジエータの一種)(source)を使用するのかをブログ(source)に記した。

このジョブチャートは、台所にあり、そこは人がよく動き回っている場所であると同時に家族が時間のほとんどを過ごす場所である。

Peter氏は、スリム化された生産ラインからアイディアを明確に取り入れ、 William Edwards Deming氏(source)からPlan-Do-Check-Act(source)サイクルを取り入れた(このことは、アジャイルの分野にいるわれわれの多くが、学習の基本方法(参考記事・英語)として精通しておくべき事柄である)。

            Plan

  • まず、妻とわたしで2008年度の目標とその目標の達成方法と、年度末に予想される結果について話し合った。次に、日ごとや週ごとで家庭ですべきすべて の事柄について、意見を出し合った。それから、子供たちの年齢や能力に基づいてそれらの仕事を分類した。例えば、子供の身長や手の大きさなどには気を遣わ なければならず、仕事が身体的、精神的な能力に相応しいものであるべきだった。
Do:
  • 家族が集まり、そこで仕事の原則に関連するように2008年度の目標と展望について説明した。仕事の重要性について子供たちに説明し、仕事の原則について の個人的な話を共有した。子供たちに励みと刺激を与え、仕事の原則を学ぶことは彼らが「大きくなった」と感じ、もはや子供ではないと感じさせる手助けとな ることを教えた。
  • 妻とわたしが期待するものを説明し、 恩恵や結果、そして開始日について話し合った。
  • 子供たちが分かっていない仕事については、訓練をした。このことはわたしの双子には特に当てはまる。というのは、今回が雑用と仕事というさらに構造化された社会への初めての進出であるからだ。
Check:
  • 毎晩家族で祈りを捧げる時、今日はどうだったか、そして仕事の状況について話し合う。
  • 3人の年上の子供たちは宿題や、ピアノ、Wiiで遊んだり、友達と遊んだりといった気晴らしがある。子供たちがまだ他のことができるか、また負担に感じていることは何もないかを把握しておきたい。
Act:
  • 日々の話し合いの中で分かったことに基づいて、調整する。子供によっては翌日仕事を分担するので、宿題ができる。バッチの作業をそのようにしたくはないが、仕事が多すぎるかについてのさらなるディスカッションがなされるまでは、これが選択肢である。

Peter氏は、また大切な人にも焦点を当てている。

ジョブチャートは情報を伝えるので、両親がそうする必要はない。両親が情報を伝えなければならない場合、たいてい口やかましくなってしまう。その過程は、 イライラし、失礼で人々を分裂させる。その代わりに、自立を教え、子どもたちへの信頼を証明し、自分自身で成長するよう手助けする。愛情あるアドバイスは 必要であるが。

本当に価値があると信じている職場で学ぶ慣習の多くが、結局は日々の生活に行き着く。どんな慣習を家族のいる家庭に持ち帰ったか。どう作用したか。このサイクルは、家庭において消費され修正された後でも職場へ帰っていくのか。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/01/agile-at-home

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