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AdobeがAIR 1.0およびFlex 3.0をリリース - オープンソースへの動き、継続

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AIRの最初のSDKアルファのリリースから1年後、AdobeはFlex 3.0(参考記事集)およびAIR (Adobe Integrated Runtime) 1.0(参考記事集)をリリースした。FlexはAdobeのFlashプレイヤーを使用し、インタラクティブなrich internet applications (RIAs)をビルドするフレームワークを提供する。AIRは、デベロッパがFlexまたはHTML、CSS、JavaScriptを 組み合わせて使用してデスクトップアプリケーションをビルドすることを可能にする。現在、AIRはWindows XP、Windows VistaおよびMac OS Xをサポートしている。Linux はAIR 1.1をサポート対象としている。またAdobeはFlex Builder 3 IDEのアップデート版をリリースしており、スタンダードエディションが249(US)ドルで、プロフェッショナルエディションが699(US)ドルであ る。The New York Timesがその移行(source)を形作ろうと試みている。
その戦いは、主としてMicrosoftの220万人の.Net ソフトウェアのデベロッパ対100万人以上のAdobe Flashのデベロッパの戦いで、これまで主にWeb向けに開発をおこなってきている。また、AJAXと呼ぶオープンソースソフトウェア開発ツールを使用 するその他大勢のWeb指向の設計者も、戦いに関わっている。
その他の展望についてInfoQは、AIR1.0についてAdobeのMatt Rozen氏(参考記事・英語)に、Flex3.0のリリースについてJames Ward氏(参考記事・英語)にインタビューをおこなった。

またInfoQはAdobe Platform Business Unitの製品管理責任者であるPhil Costa氏に面会し、製品のリリースについて話を聞いた。最初にCosta氏はFlex 2.0と3.0間の改良点を話した。こんにち発表されているテクノロジー上にビルドされる製品を、数多くの企業が同時にリリースしているという事実によっ て、その相違は明確に分かると述べた。プレスリリースは以下のとおりである。

             eBay (http://desktop.ebay.com/)
             eBay DesktopはAdobe AIRにビルドされたアプリケーションで、eBayの顧客との永続的な関係を築く。eBay Desktopは製品の可用性の通知およびアップデートを直接リアルタイ                 ムで購入者に知らせることで、ユーザがブラウザを開くことなくeBayのサイト に アクセスし最新情報を得ることを可能にしている。

    The Nasdaq Stock Market, Inc. (https://data.nasdaq.com/mr.aspx)
    NASDAQ Market ReplayはAdobe FlexおよびAdobe AIRを利用し、金融の専門家があらゆる時点の市場の動きを細かく再生することを可能にする、デスクトップ上のRIAを提供する。

    The New York Times Company (http://shifd.com/)
    The New York Times Company は、ユーザがコンピュータと移動機器の間でコンテンツを切り替えることを可能にする新しいRIAである、ShifDを発表している。ShifDは、Web 上そしてWebと移動機器との間、またダウンロード可能なAIRアプリケーションで動作し、あちこちに散在しているメディアを消費する方法を提供してい る。

人気のある超小型のブログ開始装置のPownce(サイト・英語)もまた、デスクトップクライアント向けの基礎としてAIRを使用している。

デベロッパがとりわけ関心を持っているのは、Flex APIの継続したオープンソース化である。もともとのロードマップは今まで以上の開放性とソースのリリースを要求した。そして、それは公のバグデータベー ス、最終的にはソースリポジトリアクセスに従うことになっていた。Costa氏は今のところAdobeは、Flex APIソースへの読み取り専用のSVNアクセスを提供していると発表した。これは、バグの追跡と機能拡張のための公開されているJIRAバグシステム の導入後に起こった。Costa氏はAdobeを推し進めることは、外部のデベロッパがさらにFlexの開発プロセスに関わることを余儀なくするだろうと 説明した。当初の過程には、外部のコミッターを含むFlex関連プロジェクトが含まれていただろうと、暫定的に示唆した。その後の提携に含まれるのは、今 後の開発に向けた計画書の公開とバグの修正とコードのレビューの観点から見たAdobeとコミュニティの連携である。

AIRは http://www.adobe.com/go/air でダウンロード可能。FlexやBlazeDSのようなAdobeのオープンソースプロジェクトは http://opensource.adobe.com で詳細を参照可能。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/02/air-flex-release

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