InfoQ

News

JaBoWS・JBoGS・PoPS はただの足掛かり

作者 Hartmut Wilms, 翻訳者 八角研究所 投稿日 2008年4月4日 午前12時15分

コミュニティ
SOA
トピック
ガバナンス,
Webサービス,
エンタープライズアーキテクチャ

Jeff Schneider 氏(source)が SOA イニシアチブの進化(source)について書いている。

最近 Nick Malik 氏(source)は、JaBoWS(source)(Just a Bunch of Web Services) に立ち向かうことはエンタープライズ SOA に対する不可欠な努力だとして、SOA コミュニティに呼びかけを行った。Jeff 氏はこれに同意せず、JBoWS は組織がサービス指向へとむかう道のりの自然な第一歩であると自分の意見を定めた。

Jeff 氏は、サービス指向へとむかう道のりに JaBoWS 以外にも足掛かりをいくつか追加している。JBoGS(Just a Bunch of Governed Services) と PoPS(Patches of Planned Serviceds) がそれだ。JBoGS は JaBoWS にガバナンスの概念を付加して拡張したもので、それにより企業内部の WEB サービスのセットに原則や発見や方針、そして管理を追加する。

JBoGS は JBoWS が自然に拡張されたものだ。サービスはあるプロジェクトの中でひきつづき運営され、プロジェクト外部との連携がない自己中心的なスタイルになりがちだが、現代的なガバナンスの概念にしたがって設計、構築、運用される。JBoGS 段階では、企業はなんらかのレジストリ/リポジトリソリューションやライフサイクルのガバナンス、ランタイム管理のインフラ、定着したプラクティスなどをもっている。

その次の進化段階では、他との連携を妨げているアプリケーションの殻をとっぱらい、サービスの全体的な構図を確立しはじめる。SOA におけるプランニングの視点は通常トップダウンアプローチであると考えられているが、Jeff 氏はこの視点を導入する「Patches of Planned Services」段階について語っている。「Patches」という言い方は、プランニングがドメインレベルからスタートし、サービス指向が徐々に企業の他のドメインへとひとつずつ広がっていくことを言外にほのめかしている。

Jeff 氏はこの進化について次のようにまとめている。

ほとんどの企業は、より大きく意欲的な目標へとむかう前に、自然に生まれてくるままになっている自分たちのサービスのガバナンスを行いたいと思っている。2008 年は PoPS 段階がスタートすると思われる。JBoGS が成熟した企業は、受注から請求にいたるようなビジネス上のクリティカルなプロセスを支援するための SOA を求めている。(中略)これは、通常ビジネスプロセスにしたがって整列されるサービスのコミュニティをプランニングする原動力となる。

最後に Jeff 氏は PoPS が最終段階ではないと予測している。未来は雲の中、ではあるけれども。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/03/jabows-jbogs-pops

ブックマーク
digg+,
reddit+,
del.icio.us+,
dzone+,
Hatena

No comments

返信

ジャンル別一覧

BlazeDSとAMFでWebとデスクトップのアプリケーションを構築する

現在のRIAアーキテクチャにおいて、クライアント/サーバーの通信は重要な位置を占めています。本稿では、James WardとShashank TiwariがアドビによるオープンソースのBlazeDSメッセージングサーバーの世界へ飛び込みます。

業務ソフトに手を加えずに暗号化を実現する~秘文の挑戦~

hibun

ウィルス対策ソフトや情報漏えい防止用のソフトは、いわば影の存在です。ユーザの操作性やGUIを工夫する以上に、いかに目立たない存在となるかにその技術を注ぎ込んでいます。ここでは日立ソフトが開発した「秘文」の事例を紹介します。

Google Chartとgchartrbの紹介

Google Chartは、チャートを作成するためのWebサービスです。本稿では、Google Chartのインターフェースと、Rubyコードから簡単にチャートを生成することができるgchartrbライブラリの説明をします。

SOAを超えて: 動的な業務アプリケーションのための新しいエンタープライズアーキテクチャフレームワーク

全二回からなるこの記事では、ダイナミックビジネスアプリケーション(Dynamic Business Applications:DBAs)の開発についての全体的な眺望を、アーキテクチャと方法論の観点から見ていくことになります。我々のゴールは、「ビジネスの変化や、その他に必要とされる変更に対して、いかにして容易に適応できるアプリケーションを構築していくか」を導きだすことです。

ESB接続形態のオルタナティブ

本稿では、Adrien Louis氏がESBベースのSOAに対する2つの接続形態についての賛否について説明しています。その2つとは、会社での単一のESB対「部門毎」に相互接続するESBによるシステムです。

AjaxプログラマのためのJavaOne2008 -GrizzlyでComet!-

誕生から2年を経てCometは「何が出来るのか」という議論から、「いかに実現するか」という議論に関心が移ってきたように見えます。そこで本稿では同じくJavaOneで数多く取り上げられたNetBeans 6.1とGlassFish v3を使いながら、サンプルを交えてCometを解説していく事にします。

SharePoint Webサービスを始めましょう

この記事では、WSS3とMOSS 2007に難しい設定など一切せず、すぐに利用可能なWebサービスと、Javaと.NETからそのWebサービスを消費する方法に目を向けます。

レトロスペクティブのプライムディレクティブに対する問い

この記事の始まりは、知的で思慮深い人たちの魅力的なグループが食事会を終えて話をしているところです。話はレトロスペクティブ(振り返り)プロセスの要であるプライムディレクティブ(最初の指示)に及んでいます。