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WebSphereの新製品: sMash、eXtreme Scale、Virtual Enterprise、Business Events

作者 Floyd Marinescu , 翻訳者 八角研究所 投稿日 2008年5月1日

セクション
運用/インフラ,
設計/アーキテクチャ,
デベロップメント,
エンタープライズ・アーキテクチャ
トピック
Web 2.0 ,
仮想化 ,
Java ,
クラスタリング&キャッシング ,
Architecture ,
メッセージング ,
SOA ,
グリッドコンピューティング ,
パフォーマンス&スケーラビリティ
タグ
マッシュアップ ,
Websphere ,
IBM

IBM はIBM IMPACT で、Smart SOA の構想(発表された)(参考記事)に加えて、新製品とリブランドされた製品をいくつか発表した。その製品とは、仮想化を扱う Virtual Enterprise、クラスタリングとキャッシングを扱う eXtreme Scale、複雑なイベント処理を扱う Business Events、そして RESTful な WEB アプリケーションを扱う sMash である。InfoQ はこれらの製品についてよりたくさんの情報を得るため、多くの重役やプロダクトマネージャを取材した。

WebSphere sMash

WebSphere sMash は IBM のインキュベーションプロジェクトである Project Zero(サイト・英語) のサポートつき商用バージョンで、RESTful なサービスをすばやく WEB 上で公開したり、動的スクリプト言語( PHP か Groovy )や GUI ツールを使ってさまざまなところに存在するデータのマッシュアップを行うことを目的としたサーバサイドマッシュアップツール&実行環境である。InfoQ は以前 REST と Project Zero について(参考記事・英語)、IBM の CTO をつとめる Jerry Cuomo 氏にインタビューした。Project Zero は今後、新バージョン開発のための誰もが利用できるがオープンソースではないインキュベーションエリアとして使われ、その成果は遅れて WebSphere sMash に組み込まれていく。

興味深いことに、Project Zero IDE は完全にブラウザ上で動作する IDE へと変化しているところである。フィードやフローをモデリングするための GUI エディタや DOJO を意識したページエディタを含む完全なブラウザベースの開発環境だ。Zero アプリのデプロイで中心となるサンドボックスも今年の終わりごろに登場する予定だ。

関連製品として IBM Mashup Center も発表された。これは、Dojo の iwidget をドラッグ・アンド・ドロップすることでページのマッシュアップを実現できるリッチクライアント環境である。このツールは、大きな企業が複数部署にまた がって再利用し組み立てるためのウィジェットを格納するカタログまたはリポジトリとしての機能も有している。

WebSphere Business Events

IBM は IMPACT において、SOA の面で成熟には程遠い企業が現在どのようにして運営するプロセスの分析を行っているのか、どのようにしてダイナミックな変化に対応できるのかについて多く を語った。そして、それをサポートするものとして、業務管理者にとって利用しやすいよう構築された複合イベント処理( CEP )スタイルの製品 WebSphere Business Events を発表した。IBM の Sandy Carter 氏はこれに「 BEP ( business event processing )」という新しい呼び名を与えている。InfoQ はプロダクトアーキテクトである Steve Lyons 氏から製品の技術的な説明を受けた。

イベントは JMS トピック上の XML イベント経由で送られてくる。イベントはファイルの作成や WEB サービスの呼び出しなどの出来事によって生成される。各クライアントにあるコネクタは翻訳と JMS トピックへのポストを行う。ランタイムリスナはイベントやイベント間の関連、あるいはイベント発生の欠如などの通知を受け取るので、私たちが「このイベン トの発生はこれが最初だ」とか「これらのイベントのうち 2 つは発生したが、この一定期間内には 1 つも起こっていない」などといったパターンを探すときに使える。イベントは好きなだけネストさせることができるし、「city フィールドが Las Vegas である場合」のようなフィルタを定義することもできる。

その結果は、イベントを発生させてシステムに投げ返すか、別のシステムを更新するイベントやアクションを発生させるか、いずれかとなる。

Steve 氏は、ひとつの口座に対して住所の変更と PIN の変更と大規模な預金引出が起こったら潜在的に不正なイベントが発生する、という例を挙げた。その場合、「 24 時間以内に潜在的に不正なイベントが 3 回起こったら、別のイベントを発生させる」といった別のポリシーをもたせることができる。

この製品には、開発者向けのイベント定義用 IT ウィザードや、業務管理者を対象にした業務指向のポイント・アンド・クリック UI が含まれている。たとえば管理者は、あまりにたくさんの誤った警告が発生している場合、不正な警告が多く発生しているタイムフレームの値を変更することが できる。

LOB 管理者がイベントを編集可能であるという事実が、この製品のカギとなる機能であり、Java コードの記述や SQL ライクなクエリの実行を必要とする分野における他のツールと比較したときの差別化要因であると、IBM は認識している。

WebSphere eXtreme Scale

かつては WebSphere XD ファミリの一部で、当時 ObjectGrid として知られていたクラスタリングとキャッシングのためのグリッド製品は、現在 WebSphere eXtreme Scale(source) という個別ブランドになった。この製品は Tangosol や Gigaspaces や Terracotta と競合する。設計は主に Billy Newport 氏(source)だ。IBM はこの製品を次のように位置づけている。

WebSphere eXtreme Scale は、複数サーバをまたがるアプリケーションデータとビジネスロジックを動的にキャッシュ、分割、複製、管理するインメモリのデータグリッドとして動作し、 高い可用性と信頼性そして安定した応答時間を実現するためのトランザクションインテグリティと透過的なフェイルオーバーを提供する。

WebSphere Virtual Enterprise

WebSphere XD の別の部分は、アプリケーションインフラの仮想化を実現する製品WebSphere Virtual Enterprise(source) としてリブランドされた。具体的には、この製品はアプリケーションサーバ(WebSphere、JBoss、 Tomcat、BEA など)の動的なクラスタリング機能を提供し、送られてきたリクエストを処理能力のもっとも高いサーバへとルーティングしてくれる。そのシステムによって、 ひとつの仮想的なサーバプール内における複数アプリケーションの実行、フェイルオーバーの自動処理、サービスレベルの取り決めにもとづくインテリジェント なリクエストのルーティング、優先度の低いアプリケーションの一時停止、などが可能となる。

IMPACT で発表された IBM の SOA 構想のうち、言及されたものについてもこちらで読むことができる(参考記事)

原文はこちらです:         http://www.infoq.com/news/2008/04/websphere-updates

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