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SpringOneにて新生Tomcat Server、VMware社とのパートナー契約、ActionScriptの提供が発表される

作者 Scott Delap , 翻訳者 渡辺 裕之 投稿日 2008年12月20日

セクション
運用/インフラ,
デベロップメント,
エンタープライズ・アーキテクチャ
トピック
アプリケーションサーバ ,
エンタープライズアーキテクチャ ,
Java ,
リッチクライアント/デスクトップ
タグ
Spring Dynamic Modules ,
Spring JavaConfig ,
Spring IDE ,
Spring Batch ,
SpringSource ,
Spring Security ,
Flex ,
Spring Web Services ,
Spring Web Flow ,
Spring

毎年恒例の北米版SpringOneカンファレンスが、際立つ内容の発表と新機能の公表によって成功に終わった。全体的にカンファレンスはSpringSource社によるエンタープライズ製品の提供とSpring Framework及びそれを取り巻くエコシステムの2009年の方向性に焦点を当てていた。 

SpringSource tcServer - SpringOneにおけるエンタープライズ向け発表の一番の大見出し(リンク)は、tcServer(リンク)の詳細が明らかになったことである。

...SpringSource tc ServerにはApache Tomcat、高度な運用管理機能、そしてサーバとアプリケーションに対する高度な診断機能が含まれます。サーバはパッケージ化され様々な環境で動作が保証されていて、エンタープライズ・レベルでミッション・クリティカルなサポートが提供されます。SpringSource tc Serverは組織のTomcatサーバ群に対する集中管理と監視を一つのコンソール画面から行う機能が提供されます。この機能によってTomcatのサーバを管理するグループの定義、Tomcatサーバ自体を起動・停止するようにアプリケーションのデプロイ/起動/停止/アンデプロイを個別のサーバまたはサーバのグループ単位に行ことができるようになります。Tomcatサーバの設定により一つのコンソール画面からTomcatサーバのライフサイクル全体に対する制御が出来るようになります。さらに管理機能によって(tc Serverの導入以前からあるサーバを含む)他のバージョンのTomcatに対しても監視と制御を行うことが出来ます。SpringSource tc Serverはデッドロックの検出や増分のトレース、素早い問題の特定と対応方法の情報提供といった高度な診断機能を提供します。これらの診断機能を使い、処理に失敗した際のキャプチャ・トレース、ダンプ、サーバのスレッド情報などによって迅速に診断し、実行時の問題の切り分けと修正をします...

年初のSpringSource社によるCovalent社の買収(参考記事)を思えばtcServerの発表は予想されたことであった。eWeek社(リンク)によれば、直近2年間のTomatプロジェクトに対するコミットのうち、80%はSpringSource社の従業員によるものであった。

Spring IDE 2.2.1 - SpringOneでは新しいバージョンのSpring IDEもリリース(リンク)された。

SpringSource/VMWare - 今回の発表の中で凄く成果を挙げたのは、SpringSource社とVMWare社による新しいパートナーシップ(リンク)の契約だろう。

...SpringSourceにとっての認定ソリューション・パートナーであるVMWare社とのコラボレーションには開発者のデスクトップ上にダイナミックに仮想マシンを作成するため、SpringSource Tool SuiteやSpring Portfolioを使ったエンタープライズ・アプリケーションを構築するためのEclipseを拡張した開発環境と、VMware Workstationとの統合が含まれます。... 今回のコラボレーションには2つのオープンソース・アプリケーション・サーバの仮想イメージの共同開発も含まれています。SpringSource tc Serverとdm Serverの仮想イメージです。これによってエンタープライズ向けJavaアプリエケーションに対してデスクトップからデータ・センターの仮想環境に至るまでの移植性を提供します。SpringSource dm Serverは完全にモジュール化されたOSGiベースのJavaサーバで、エンタープライズ向けJavaアプリケーションやSpringで強化されたアプリケーションをかつてないレベルの柔軟性や信頼性の上に稼働させるために設計されています。SpringSource tc Serverは最も後半に使われているJavaアプリケーション・サーバであるApache Tomcatのエンタープライズ版で、エンタープライズでの利用に向けてミッション・クリティカルな運用性やシステム管理者の要求に対するサポートによって強化されています。これら全ての改善策がVMWare社のvCloud構想に絡むVMWare社とSpringSource社との将来の発表に含まれるでしょう。...SpringSource Tool SuiteとVMWare Workstationの統合によって別々の開発やテスト・シナリオ向けに開発者やQA専門家が特定の設定をした仮想サーバの環境を使うことが出来るようになります。これらの仮想アプライアンスによって開発者は、物理的なハードウェアを追加することなく、異なるオペレーティング・システムやアプリケーション・サーバの設定を施された様々な種類のビルド対象環境を選択することができるようになります。仮想アプライアンスの設定、デプロイ、そしてデバッギングはSpringSource Tool Suiteと統合されていて、すぐに使える仮想イメージとしてdm Server、tc Server、そしてApache Tomcatが用意されています。...SpringSource/VMWareによる最初の商用製品は2009年1月に提供される予定です。

プレス・リリースからの抜粋によると、IDEと仮想マシンの統合については2009年のロードマップに登場するようである。VMWare workstationのオフィシャル・ブログにもパートナーシップのことについて触れており(リンク)、何年か前に試行されたEclipseとの統合についてもほのめかされている。

Spring/Adobe - SpringOneにおけるFlexに関する2つの発表によりSpringエコシステムは拡大を続ける。Prana(参考記事・英語)フレームワークは公式にSpring Actionscript(リンク)と名称変更された。プロジェクトの移行の結果として、SpringFramework.orgのフォーラム、JIRAへのアクセス、そしてFisheyeとの統合がなされた。さらにSpringSource社はSpringとBlazeDSの統合に関するAdobe社とのパートナーシップを発表した(リンク)
 

...新しいオープン・ソースのプロジェクト、Spring BlazeDS IntegrationがSpringとBlazeDSを強力に統合します。BlazeDSはAdobe社のオープン・ソース・ライブラリで、サーバでJavaによるリモート通信やWeb経由のメッセージ送受信を扱う技術です。この統合プロジェクトは技術的にSpring Webファミリのキー・コンポーネントとなるでしょう。...SpringSource Adapter for Adobe FlexによってAdobe(R) LiveCycle(R) Data Services ES for Adobe Flex(R)と統合されリアル・タイムもしくはそれに準じたサーバからのプッシュ技術を利用したアプリケーションの開発を可能にします。SpringSource Adapter for Adobe FlexはSpringSource Enterpriseの顧客向けに提供されます。...

公式なサポートはコミュニティによってSpringとSpring SecurityをBlazeDSと統合された後すぐに提供されるだろう。
 

Spring Integration 1.0 - 最近InfoQでも紹介したように(参考記事)、Spring Integration 1.0がリリースされた。Spring IntegrationはJMS、Webサービス、ファイル交換、RMIといった最近利用されている一般的な通信方法をサポートしており、さらにコミュニティが作っているSpring ExtensionsによってFTPなどもサポートされる。

Spring 3.0 M1 - 2009年、アーキテクトに最も影響を与えると思われるのは恐らくSpring 3.0 M1の発表だろう。Juergen Hoeller氏のオフィシャル・ブログ(リンク)には以下のようにある。

  • モジュール・ベースのソースによってプロジェクトのレイアウトとビルド・システムが改訂された
  • Java 5のコード・スタイル(ジェネリクス、可変長引数)を使ってコード・ベースが完全に更新された
  • JUnit 4.5とJRuby 1.1に対応した
  • Spring ELパーサ(org.springframework.expressionパッケージ)が提供された
  • Bean定義に#{…}という表現が使えるようになった
  • @Valueアノテーションの中で組み込みの式言語が使えるようになった
  • MVCハンドラで扱うURIテンプレートで@PathVariableアノテーションが使えるようになった
  • MVCハンドラ内の@RequestParamでデフォルト値を設定できるようになった
  • MVCハンドラ内でHTTPヘッダにアクセスするために@RequestHeaderアノテーションが利用出来るようになった
  • 基底クラスとなるAbstractAtomFeedViewとAbstractRssFeedViewが提供された
  • JSPタグが提供された

Spring 3.0にはJava 5以降が必要となる。ブロガーのWillie Wheeler氏は発表内容とセッションの重要な部分を要約している。Part1(リンク) Part2(リンク)
 

ブログ世界における

一般的な評価 ブログの世界でもSpringOneの内容について活発に書かれている。ブロガーのSolomon Dusk氏(リンク)はtcServerやSpringDMの成長、SpringとJCPの継続的な協力関係、SpringSource社に加わる有力者の変化などエンタープライズではないテーマについて要約している。その他としては以下の通り。

 

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/12/springone-2008

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